イベントの後半では、ホライズンヘルス / ACCJ HxDのFrancisco Proanoの司会によるラウンドテーブルが行われ、ピッチを行った5社のスタートアップ企業がHxDチームに質問をする機会が設けられました。トピックは、地方に寄り添ったビジネス戦略、パートナーの特定、タスクの優先順位付け、マーケティング戦略など多岐に渡りました。またビジネス関連の質問に加え、起業家として成功するために必要なマインドセットについても質問がなされ、エネルギッシュであること及びレジリエンスの重要性についてお話いただきました。

セッションでは、特別ゲストとしてRahm Emanuel 駐日米国大使をお招きし、起業や米国市場に関するスピーチをいただきました。その後、今回ピッチを行ったスタートアップ企業へのアドバイスも提供してくださいました。Emanuel大使は、アメリカ及び日本について、それぞれの国に特有の強みについてお話され、両国の良さを上手く活用することを奨励いただきました。

最後には、ACCJプレジデント / デルタ航空日本支社社長の大隅ビクター氏により、パートナーシップの意義に関するスピーチをいただき、今回のピッチイベントの優勝者を発表いただきました。優勝者に選ばれたのはアナウト株式会社でした。

閉会では、HxDのTorsten Kanisch(アストラゼネカ)が参加した全てのスタートアップ企業のピッチと円滑なイベントの運営を称え、一本締めを持ってイベントは閉幕いたしました。

優勝したアナウト株式会社、誠におめでとうございます。そして、ピッチに挑戦したスタートアップ企業の皆さま、素晴らしいピッチをありがとうございました!

2024 SelectUSA Japan × ACCJ HxD Pitch Event の活動報告


2024年4月17日、SelectUSA Japan × ACCJ HxD Exclusive Pitch Eventが大阪のcolormariイベントホールにて開催されました。本イベントは、在日米国商工会議所のHealthcare x Digital Initiative(HxD)が主催し、在大阪・神戸米国総領事館のSelectUSA Japanに共催、株式会社スマートバリューに協賛いただきました。今年6月アメリカで開催されるビジネス投資を促進することで最も注目度の高いイベントSelectUSA Investment Summit 2024への出場権獲得を目指して、日本のヘルスケア・スタートアップ企業の5社がピッチを行いました。その後、HxDチームやRahm Emanuel 駐日米国大使とのディスカッションが行われ、貴重なアドバイスをいただきました。

一般社団法人リエゾンの石井佑充がイベントの総合司会を務めました。イベントの冒頭では、日本イーライリリー株式会社の飯田康彦による開会の挨拶、続いて株式会社スマートバリュー・デジタルガバメント部執行役員の上野真氏による特別講演が行われ、その後、ピッチが開始されました。

株式会社Citadel AI(松葉威人氏):医療分野におけるAIの安全で責任を伴い、かつ倫理的な利用を可能にするサービスについて発表されました。

株式会社Elix (結城伸哉氏):化学者が直感的に分子を設計できるAI創薬プラットフォームについて発表されました。

Ubie株式会社(久保恒太氏):病気の潜在的な原因、重症度、治療の選択肢を特定する事を目的とした医師監修のAI搭載型ウェブアプリについて発表されました。

株式会社Aikomi(今林知柔氏):人に焦点を当てた認知症のケアを支援するデジタル技術が発表されました。

アナウト株式会社(James Grosvenor氏):手術中の人体の精密マッピングを可能にする臨床AIソフトウェアについて発表されました。

審査は、Torsten Kanisch(アストラゼネカ)、荻原麻理(アストラゼネカ)、飯田康彦(日本イーライリリー)、Christian Boettcher(EYストラテジー&コンサルティング)、原田美優(日本イーライリリー)、大山訓弘(日本マイクロソフト)、Joshua Flannery(Innovation Dojo Japan)の7名によって行われ、問題解決へのアプローチ、潜在的なインパクトの大きさ等が評価されました。